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過去の自分へ
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はじめに。
バカだった私に向けてこれを書いてます。
10/14開催、宮古島ロックフェス2023、
OPアクトで出演させていただきました。
地元の方々、実行委員の方々やスタッフさん、フェス開催のために動いてくださった全ての裏方さん、本当にお疲れ様でした、そして本当にありがとうございます!
あなた方がいたから宮古島ロックフェスティバルが大盛況で。すごく尊敬します、そして私も出演させていただけて。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今回素敵なご縁から私が出演させていただけることになりました。
新しい事務所に出会え、新曲も制作決定、その初披露が宮ロック。
アイドル時代あまり推されメンバーじゃなかった私。そこに悔しさはありつつも追求しようと大胆に行動できなかった私。
「なにこれ人生うまくいきすぎじゃね?」
そんなうつつを抜かしてた。
宮ロックちょうど1週間前の10/7。私は渋谷での対バンに出演した。結果、大滑り。
なんで?アイドル対バンなのに?この私が?
当時、プライドが高すぎる私はほんとにムカついたし、なんでお客さんが盛り上がってくれないのかも理解不能。
実はその日、わざわざ時間を作って下さり、事務所の方が見にきてくださって。そして出演後の手応えのなさから、何かを変えなくちゃいけない。そう咄嗟に感じた。その後、夜遅かったけど事務所の方に反省会を開いていただいた。生のライブに対してどんなマインドで挑むべきなのか。その日の夜行バスぎりぎりまで話し合った。
また別の日には、事務所の方や携わっている周りの方も、私は中途半端だ、覚悟が無いと、叱ってくれた。自分は未熟で弱いんだ、そうして私は自分自身を少し客観的に見ることができた。本音で人と話すのが極端に苦手でそれを避けて生きてきた私。その後、事務所の方と初めて本音で話した。ダメな自分をまずは受け入れてみた。壁を作らずに人の話を聞いてみた。そしたら明らかに伝えてくださる言葉がスッと入ってくることに驚いて。
そうして迎えた宮古島ロックフェスティバル。
プロデューサーさんと新しく作っていただいた曲、同じプロデューサーさんが携わっているアーティストさんに公式に許可をいただいたカバー曲。そして以前作った自分の曲。その3曲を持ってお世話になっているスタッフさん、事務所の方に見守られながらオープニングアクトをパフォーマンスした。
前々からの話し合いと、前日に事務所の方とたっくさん練習した甲斐あって、スベることは免れた。なんとかやり切れた!そう思った私だったが、その後の名だたるアーティストさんのステージを見て私は言葉を失った。本当の音楽ってこういう事だ!私の好きな音楽ってこうだったなぁって、心の底から思って自然と涙が止まらなかった。本当に背中で語るってこういう事なんや、そう思った。その姿を見て、本当に心から感謝をする事、物事に対して真剣に向き合うこと、本気で立ち向かうこと。自分主体にならずに甘えずに、努力を怖がらないこと。それができてなかったら周りの方にも信頼など得られるわけないよな、バカだな。そう思った。それなのにやはり過去の自分は自分自身で、なかやか殻を破れなかったりすぐには変われなかった、行動できなかった、ストッパーがなかなか外れなかった。
今もその葛藤の最中にいるのだが。それでも以前とは確実に違うこと、それは、愚かだった自分に気づき、脱却しようという心持ちが備わっていることだ。多分私はこれから試練がたくさん待ち構えているだろう。それに屈してしまうこともあるだろう。でもそんな時、今回の宮古での出来事を胸に刻んで良い生き方をしていきたい。
宮古での経験は私にとって何にも代え難い価値あるものになった。ロックフェスを作ってくださったスタッフさん、宮古に連れてきてくださった、協力してくれた方々、出演されていたアーティストさん、そして見てくれたお客さん、全ての方に本当に心の底から感謝しています。
この気持ちを一生忘れず大切にして。今後の自分の行動で示していきたい。一つづつ成長していきたい。そんな気持ちです。
読んでくれてありがとう。